歩きかたの話し その1

このところ天気が雨模様なので、ウォーキングのコースを変えた。舗装路を通って海岸まで。

行くとサーフィン見れるし見てるとわくわくする。

ちょっと前までは、あそこにいたのだなあと思うと切ないけど。

荒浜の河口ポイントまで5.4km、往復で10.8km。約2時間。

上手く歩かないと疲労が出てくる距離。

効率よく歩かないといけない。

効率の良い歩き方は、運動学によると、

前に振り出した足が着地して、そこへ重心が移った時には体の真下に足があり、

さらに、杉本龍勇(法政大学経済学部教授/研究分野:スポーツ経済学、スポーツ経営学/岡崎慎司パーソナルコーチ)によれば、

その時の膝の角度は175度から178度

だそうだ。

これ、ほぼ膝まっすぐ伸ばしとるやん。

これは、走り方にも共通する事項で最もロスが生まれにくい。

対して最も非効率なのは、足をぐいっと出して、着地したら膝をぐにゅっと曲げて吸収して、また次の足をグイっと出して…という歩き方。

これは、膝の角度が深くなるので大変膝に悪い。健康のために歩いているのに体を壊したらもともこもない。

ここ1ヶ月、リハでウォーキングしていて何人もウォーキングしている人を見た。

いくつかパターンを見つけた。

もうひとつ、これはのっしのっし系

2つとも足をぐいっと出して、着地したら膝をぐにゅっと曲げて吸収して、また次の足をグイっと出して…の典型。

悪い例を自分の身体が拒んでいる。膝が前に出る人はもっと出る

着地した衝撃をいったん膝で受け止めてから動くので膝の角度が深い。この後も膝が前に入っていく。膝が危ない。

まだある。

もうまんまビートたけし。ウォーキングよりも日常見かけることが多い。

しかも、かなりの頻度で見かける。仕事にもよるんだろうけど…。

この歩き方で一番危険なことは、膝がつま先より前に出ていこうとしていること。

膝を曲げた状態で、膝がつま先より前方に出ると、膝には剪断力が働き始める。剪断力とはふたつに割る力。

膝を分断する方向に力が働き始めるのだ。こわいこわい。歩きながら膝を壊していることになる。

そして、骨盤がど後傾になる。これで腰と股関節を痛める。

重い荷物を運ぶ仕事は要注意。この姿勢を強要される。

荷物を運んだらその都度身体をリセットする術をもっていてほしい。

まだある。今度はいわゆるウォーキングに熱心な女性に多い歩き方

一見よさそうだけど、やはり体の真下に足が来ない。遠い所へ足を置いたらそのままで引いてこない。小柄な高齢女性に多い気がする。

ポールを持って歩いてそう。これでポール持ってもなあ…と思う。

この歩き方は着地してから重心移動の際、膝が前に出てきやすい。

ビートたけし歩きの場合は着地した瞬間に膝が前に出ていくが、この場合は、着地した瞬間いったん膝がストッパーに働き、それから前に出ていく。

健康のために歩いているので、それが原因で体を壊しては元も子もない。

どうせなら、効率よく軽やかに歩きたい。

次回へ続く。

#肩 #腱板断裂 #手術 #リハビリ